経済法ガール

 ※この作品はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。

経済法ガール まえがき

2013年5月29日、法学と萌えを融合させたid:tower-of-babel様の「憲法ガール」がとうとう書籍化されました。(参照:『憲法ガール』書籍化しました! - インテグリティな日々。


数年の社会人経験を経て、現在とある法科大学院に通う私は、数年ぶりに接する法学に四苦八苦する毎日を送っています。特に入学直後は、判例も何もかも学生時代とは変わっていて、予想より遥かに苦しい日々を過ごしていました。そんな時、id:tower-of-babel様の「憲法ガール」、そしてid:ronnor様の「『法学ガール』商法編」という素晴らしい作品たちと出会い、授業では理解が追いつかないとき、どうしても勉強に行き詰まった時、これらの作品を読んで救われました。そのようなご恩があり、「憲法ガール」書籍化をまるで自分のことのように嬉しく思っています。

そして、私も微力ながら、数年後に控えた新司法試験に向けた自らの勉強のため、また、今まではただ一方的に頂くだけだった知識を何か成果として形にまとめたい、という漠然とした思いを抱き、この「経済法ガール」の構想を温めていました。とはいえ、一学生の能力では限界もあり、この構想は一人で悶々と妄想するに留まるのだろう、と半ばあきらめてもいました。

そんな中、「憲法ガール」書籍化ニュースの機会に、法学をこよなく愛する友人たちにこの構想を打ち明けたところ、新司法試験問題の法律構成や下書きへのコメントをはじめとして、絶大なるご支援を頂きました。

そして、各方面の法律家として活躍する友人たちの、多大なるお力添えのお陰で、一人の力では絶対に不可能だった、この「経済法ガール」が実現に至ることとなりました。この親切で優秀な友人たちをはじめとする、全ての「出会い」に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

「憲法ガール」書籍化と同時の公開となり、「柳の下のどじょう」であるというご批判もあるかと思います。

それでも、教材の少ない経済法の学習に苦しむ法科大学院生、経済法を学んでもなかなかイメージが沸かない法学部生、法科大学院の現状に興味のある実務家の方々、そして、誰よりも、日々のビジネスの中で、自分の身を守るために独禁法知識の必要性を感じているビジネスマンの方々など、幅広い方々に、少しでも楽しみながらお読み頂けるような作品に出来たら良いな、と思っています。

現役法科大学院生ということもあり、学業との両立の中で、なかなか更新が進まないこともあろうかと思いますが、暖かくのんびりと見守って頂ければ幸いです。


■基本コンセプト
司法試験選択問題である経済法の問題を題材に、法科大学院生が熱い(?)議論を交わします。
キャラ設定は後々話が進んでから別途公開します。

司法試験の問題を題材としますが、単なる法学的な議論に留まらず、実際のビジネスとの関わりも適宜触れながら書き進めて行けたらと思っています。

参考書につきましては、折しも今年2月に公正取引委員会の運用が素晴らしくまとめられた、菅久修一編独占禁止法が出版されましたので、この本をベースにする予定です。併せて白石先生の独占禁止法 第2版、金井・泉水・川濱先生の独占禁止法 第4版など、定番の基本書も参照し、受験勉強や実務に耐えうるものにしていく所存です。

また、現役法科大学院生の立場から、予備試験と法科大学院の微妙な関係、3年コース(いわゆる未修コース)と2年コース(いわゆる既習コース)の関係など、現在の法科大学院生活の現状もフラットに描いていければと思っております。

と、真面目なことを書き連ねましたが、全ての原動力は「何故か気になる美しいツンデレお姉さんと、好き好きアピールされて気になる可愛くていじらしい妹ちゃんの二人からアプローチされ、どっちも選べない羨ましすぎる状況」という「萌え」を描くところにあります(笑)美しいメガネっ娘とかわゆい小動物系女子の公正競争の行方を楽しんで頂ければ、何より幸いです。

■ご意見・ご感想・ご指摘等
ご意見・ご感想・ご指摘等がございましたら、コメント欄または
以下のメールアドレスまでご連絡頂ければ嬉しいです。
コメント欄については承認制とさせて頂いております。
学業を第一優先とさせて頂くため、対応が遅れる場合がありますが、どうぞご容赦下さい。

comp.juristあっと じーめーる.こむ

(6/15追記:匿名のコメント欄は対応がやはり難しいので、閉鎖させて頂きました。)

■注意事項
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
法律に関する部分は当然現実のものですが、その他の部分については、全てフィクションです。
私の所属する法科大学院とも、一切関係ありません。
(なるべく他の法科大学院に関する情報を集め、最大公約数を取るようにしています)
法科大学院の生活やキャラ設定等は、あくまでもフィクションとしてお楽しみ下さい。